Works 私たちの設計は、その建築が建てられる場所や社会、関係する人たちすべての、無数の条件や情報が重なり合う状態に向き合う事からはじまります。それらを一つひとつ読み取り、関係を編み直しながら、空間として成立するかたちを探っていきます。このページでは、そうした設計の過程を経て生まれた作品を、一つの群として紹介しています。 Design Process Flow 01 情報 条件の束 要件 制約 データ リサーチ 02 編集 つなぎ替え・試行錯誤 03 カタチ 関係が立ち上がる 設計の手がかりは建築家の頭の中ではなく、その建築が建てられる場所や社会、関わる人達すべての歴史や文脈のなかにある。 状況を徹底的にリサーチし、建築に必要な要素を抽出する。無数の可能性を繰り返し検討する スタディから生まれるカタチは一つではない。何度も繰り返しフィードバックすることで、生命のような複雑さと豊かさを持った建築が生まれる。 1. Geometry / Form 形態・構成 人が共通して美しいと感じる形は存在するのか。それは、どのような構成として現れるのか。 武蔵野の住宅 緑豊かな住宅地の中で中で、シンプルながら力強いフォルム。少ない操作で彫刻的な動きのある構成としている。 スケッチを描く。模型を作る。BIMから様々な次元を行き来しカタチと向き合う。テクノロジーを駆使して反復される、膨大なスタディの先に答えのカタチがあると信じて建築に向き合う。 2 Structure / Material 構造・素材 建築でもっとも大事なものは何か。それは、どうつくられるのか。 建築は人や資産を守る何よりも重要なシェルター。確実に、安全に、素材を見極め、組み立てる。建築はものづくりの原点。 3 Regulation / System 制度・仕組 建築は社会の中で、多くの役割を担う。社会を見極め、価値をつくる。その先に新しい社会の可能性がある。 4 Context / Continuity 文脈・連続性 土地には、積み重ねられてきた時間や営みがある。設計は、それらとの連続性の中でどのように立ち上がるのか。 5 Time / Change 時間・変化 建築は、竣工で完結するものではない。時間とともに使われ、変化し、価値が育っていく。丁寧な素材の選定や可変性を通して、予測しきれない未来までも受け止められる構えを設計に組み込む。 6 Environment / Climate 環境・気候 建築は、環境や気候と切り離されて存在することはできない。その関係は、空間としてどのように結ばれているのか。 7 Life / Nature 生命・自然 建築は、人工物としてだけでなく、生態系の中で形成される場として捉え直せるのか。生き物や森、石のように、存在の時間を引き受ける空間は可能か。 8 Body / Scale 身体・スケール これからますます私たちの意識はデジタルの世界で過ごしていくだろう。だからこそ、いまこの場所の環境が豊かである事はより大事な価値になる 9 Care / Ethics ケア・倫理 建築は、土地を占有し、資源を使い、誰かの選択肢を閉じるという暴力を伴う。私たちはその暴力を社会や未来の名で見えなくせず、引き受けたままカタチを決める――それを「ケア」と「倫理」と考えている。 10 Technology / Computation 技術・計算 世界は膨大な情報であふれている。その中から必要な情報を選び取り、計算し、カタチをつくる。